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プラチナさいほう針のねらいぬいの会心倍率は8倍ではない?2,200回ねらいぬいして調べてみた:ドラクエ10職人調査

 光のさいほう針と、超さいほう針とでねらいぬいをしたときの会心倍率は、8倍でほぼ間違いありません。これらの針のねらいぬい会心倍率は、過去に調査をおこないました。

>>ねらいぬいの会心倍率は8倍であってるの?1,500回以上ねらいぬいして調べてみた:ドラクエ10職人調査

 ただ、ネット上には、「針のランクによって、会心倍率は変わる」という情報もあります。そのため、超さいほう針より下のランクの針の場合、会心倍率が8倍より下がることもありそうです。

 そこで、プラチナさいほう針☆3の会心倍率を調べました。

 今回の調査は、「会心×2」ターンにねらいぬいをすることで、会心の確率をあげておこないました(会心確率をあげることで、調査データの信頼性があがります)。

 なお、「会心×2」ターンは、単純に会心率を2倍にする効果があります。会心×2ターンの会心率については、以下の記事で調査をしています。

>>さいほうの会心×2ターンに、ねらいぬいをしたときの会心率の計算式はどうなってるの?900回ねらいぬいして調べてみた:ドラクエ10職人調査

 では、調査の結果はどうだったのでしょうか?

 調査の結果、プラチナさいほう針の会心倍率は、7.5倍の可能性がたかいことがわかりました。

<実験の前提>
プラチナさいほう針☆3のねらいぬいの会心倍率は、7倍・7.5倍・8倍のいずれかしかないものとする。


会心×2ターンに、2,200回ねらいぬいをしたときの、会心数の実測値

 会心×2ターンに、2,200回ねらいぬいをしたときの実測値は、1362回でした。

 2,200回中1,362回なので、61.85%(=1,362÷2,200×100(%))の確率で会心がでています。

 61.85%という会心率は、通常ぬいの会心率:4.1%(=プラチナさいほう針の基本会心率:2.5%+できのよさの補正:1%+職人スキル補正:0.6%)の約15倍(=61.85%÷4.1%)の確率です。

 約15倍の会心率でしたが、これは会心率が2倍になる「会心×2」ターンにねらいぬいをした数値です。

 そのため、7.5%(=15%÷2)付近がねらいぬいの会心倍率になりそうです。

 この実績値をもとに、プラチナさいほう針のねらいぬいの会心倍率をしらべます。


2,200回ねらいぬいをした場合に、ぴったり実測値になる確率

1.エクセルでBINOM.DIST.RANGE関数をつかって計算

 2,200回ねらいぬいをした場合に、ぴったり実測値になる確率は、「=BINOM.DIST.RANGE(試行回数・成功率・成功数)」で計算できます。

 この実験の場合は、「=BINOM.DIST.RANGE(試行回数,4.1%×2×会心倍率,会心数の実測値) 」と入力します。

 なお、式の中の4.1%×2の、「4.1%」は、プラチナさいほう針の通常ぬいの会心率(内訳は、針の会心率:2.5%+針のできのよさの補正:1%+職人スキルの補正:0.6%)です。

 また、式の中の4.1%×2の、「×2」は、会心×2ターンの効果で会心率を2倍にする計算です。

入力する数値は、以下です。

  • 試行回数:2,200回
  • 会心倍率:7倍・7.5倍・8倍
  • 会心数の実測値:1,362回

 たとえば、仮に、会心率が7.5倍の場合、会心×2ターンに2,200回ねらいぬいをしたときに1,362回ぴったりの会心が出る確率は、以下のように計算します。

=BINOM.DIST.RANGE(2,200,4.1%*2*7.5,1,362)

すると、「0.01651444」という計算結果になります。

つまり、仮に、会心率が7.5倍の場合、会心×2ターンに2,200回ねらいぬいをしたときに会心が1,362回ぴったりでる確率は、約1.65%だということです。

2.各会心倍率で、1,362回会心が出る確率

 各会心倍率も計算して表にすると、以下のようになります。

針の種類 7倍 7.5倍 8倍
プラチナ☆3 0.00000211 0.01651444 0.00002066


実測値になる確率を、100%になるように変換

 プラチナさいほう針の会心倍率は、7倍・7.5倍・8倍しかないという前提ですので、全部の確率をあわせると100%になるはずです。

 そのため、全体で100%になるように変換します。

 変換するには、まず、さきほどの7~8倍までの確率を合計します。合計すると、0.01653721になります。

 つぎに、各会心倍率の確率を、さきほどの合計値:0.01653721でわって、パーセント(%)に変換します。

 たとえば、会心倍率8倍の確率は、0.01651444÷0.01653721×100(%)で、99.86%になります。

 他の数値も計算すると、以下の表のようになります。

針の種類 7倍 7.5倍 8倍
プラチナ☆3 0.01% 99.86% 0.12%


 したがって、この前提条件(プラチナさいほう針☆3のねらいぬいの会心倍率は、7倍・7.5倍・8倍のいずれかしかないものとする)の場合、会心倍率は7.5倍である可能性が非常にたかいです。









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