ドラクエ10のさいほうの「ねらいぬい」の会心倍率は8倍だといわれています。
ただ、ドラクエ10でねらいぬいをしていると、会心がつづいたり、会心がまったくでない期間があったりと、本当に会心倍率8倍なの?ということがあります。
そこで、1,500回ねらいぬいをして調べました。では、調べた結果はどうだったのでしょうか?
結果は、会心倍率は、ちゃんと8倍でした。
<実験の前提>
会心倍率は、6倍・7倍・8倍・9倍・10倍のいずれかだとします。
※要は、6.5倍とか、7.3倍とかの会心倍率は存在しないという前提です。
1,500回以上ねらいぬいをしたときの会心数の実測値
光のさいほう針星3で、1,500回ねらいぬいをしたときの会心数は、628回でした。また、超さいほう針星3で、1,700回ねらいぬいをしたときの会心数は、621回でした。
これらの数値を使って、会心倍率をしらべていきます。
会心数が実測値ぴったりになる確率を計算
会心数が実測値ぴったりになる確率は、エクセルのBINOM.DIST.RANGEという関数で、計算できます。
1.エクセルでBINOM.DIST.RANGE関数をつかって計算
光のさいほう針星3で1,500回ねらいぬいしたときに、会心数がぴったり628回になる確率は、エクセルの関数をつかって「=BINOM.DIST.RANGE(試行回数・成功率・成功数)」で計算できます
この実験の場合は、
=BINOM.DIST.RANGE(試行回数,5.2%×会心倍率,会心数の実測値)
と入力します。
なお、式の中の「5.2%」は、通常ぬいの会心率(光のさいほう針の会心率:3.6%+星3の補正:1%+職人スキルの補正:0.6%)です。
入力する数値は、以下です。
- 試行回数:1,500回
- 会心倍率:6倍・7倍・8倍・9倍・10倍
- 会心数の実測値:628回
たとえば、仮に、会心倍率8倍の場合、1,500回ねらいぬいをしたときに628回ぴったりの会心が出る確率は、以下のように計算します。
=BINOM.DIST.RANGE(1500,5.2%*8,628)
すると、「0.02042276」という計算結果になります。
つまり、仮に、会心倍率が8倍の場合、1,500回ねらいぬいをしたときに会心が628回ぴったりになる確率は、約2.04%だということです。
同じように、超さいほう針星3は、以下のデータで計算しました。
- 試行回数:1,700回
- 会心倍率:6倍・7倍・8倍・9倍・10倍
- 会心数の実測値:621回
ちなみに、超さいほう針の通常ぬいの会心率は、4.6%(超さいほう針の会心率:3%+星3の補正:1%+職人スキルの補正:0.6%)です。
2.各会心倍率で、実測値の会心が出る確率
各会心倍率を計算すると、以下の表のようになります。
針の種類 | 6倍 | 7倍 | 8倍 | 9倍 | 10倍 |
---|---|---|---|---|---|
光☆3 | 0.00000000 | 0.00000156 | 0.02042276 | 0.00001309 | 0.00000000 |
超☆3 | 0.00000000 | 0.00001590 | 0.01956024 | 0.00000441 | 0.00000000 |
実測値ぴったりになる確率を、全部で100%になるように変換
先ほどの数値では、数が小さすぎてわかりづらいので、全体で100%になるように変換します。ここでは、例として、光のさいほう針の確率を全部で100%になるように変換します。
変換するには、まず、さきほどの6~10倍までの確率を合計します。合計すると、「0.02043741」になります。
つぎに、各倍率の確率を、さきほどの合計値:0.02043741 でわって、パーセント(%)に変換します。
たとえば、光のさいほう針星3の、8倍の確率をパーセントに変換すると、「0.02042276÷0.02043741×100(%)」で、99.93%になります。
光のさいほう針の他の数値・超さいほう針の数値も計算すると、以下の表のようになります。
針の種類 | 6倍 | 7倍 | 8倍 | 9倍 | 10倍 |
---|---|---|---|---|---|
光☆3 | 0.00% | 0.01% | 99.93% | 0.06% | 0.00% |
超☆3 | 0.00% | 0.08% | 99.90% | 0.02% | 0.00% |
したがって、この前提条件(ねらいぬいの会心倍率が6倍・7倍・8倍・9倍・10倍のいずれかである)の場合、8倍である可能性が非常にたかいです。